ファクタリングを装った無許可金融が急増中！(給料ファクタリングも違法です。）
2017年5月に【ファクタリング業者逮捕！】のニュースが全国に流れました。
この事件が原因で、ファクタリングは違法なの？という懸念が日本全国の会社経営者様に広がり、ファクタリング取引が一時期、敬遠されがちになっていました。
ですが、その事件の内容を確認してみますと、摘発された業者はファクタリング会社を装い金銭を貸付け、法定金利の何十倍もの金利を取っていたとみられており、ファクタリング事業での違反ではなく、ファクタリングに見せかけた違法な金銭消費貸借契約（貸金業法違反及び出資法違反）が当該事件の容疑となっています。
もちろん、ファクタリングの取引自体は違法ではありません。（給料ファクタリングは違法です。）

ファクタリングが悪徳闇金業者の隠れ蓑に！！
この事件の逮捕容疑は、無許可で貸金業を営業した事による【無登録営業】法外な金利での貸付けを行った事による【出資法違反】です。
ファクタリングの契約のように見せかけ実質的な貸金業を営んでいたとみられてます。逮捕された容疑者らは【ファクタリングでの売掛債権の売買であって、貸金業の登録は必要ない】などと容疑を否認しているとの事で、優良なファクタリング会社からみたらとても迷惑な話であると思います。

ここまでお読み頂いた方は、既にご理解いただいていると思いますが、ファクタリングが違法なのではなく、ファクタリング取引に見せかけ、闇金行為の法外な金利での貸付けを行った事による【出資法違反】を行っていたことが問題になったのです。

悪徳な闇金業者の手口とは？
悪徳な闇金業者は、法外な金利での貸付けをファクタリング契約と説明し、利用者が所有している債権を担保に取った上、会社の代表者様や会社関係役員を連帯保証人でとり、法定金利の何十倍もの金利で貸付けています。
違法な高金利で限界まで搾り取れるだけ搾り取り、返済が滞ったら債権を取り上げ、連帯保証人へ取立て行為を行ったりと、非常に悪質な手口で利用者を追い込みますので、絶対に利用してはいけません。
こういう悪徳な闇金業者の利用者は公的な金融機関等から融資を断られてしまっている事が多く、違法な業者と分かりつつも、利用しないといけない状況の方が多いと思います。
ファクタリングの審査は比較的に緩く、公的な金融機関等で融資を断られた方でも審査が通る可能性は沢山ありますので、諦めずに根気強く優良なファクタリング会社と交渉してください。

悪徳な闇金はテレビの中だけのものだけではなく、身近な脅威として蔓延しているのです。
特に、急な資金繰りで頭がいっぱいいっぱいですと、誤って引っ掛かりやすいのでご注意ください。

悪質なファクタリング会社にも注意！！（給料ファクタリングも違法です。）
悪徳業者の特徴と手口！
貸金業だけではなく、派遣業、建設業、不動産業といったように、特定の業を行う場合は地方公共団体や国の許可・認可が必要ですが、ファクタリング業はこのような許可がいりません。
ですので、ファクタリング業は新規で事業の参入がしやすく、ファクタリング会社は年々増加の傾向にあり、悪質な業者も後を絶ちません。

悪質な業者の特徴！
ファクタリング業は、手元の資金さえ用意できれば、いつでも誰でも事業の参入が可能です。
ですので、悪質な業者は違法な営業を繰り返し、荒稼ぎして店名・場所を変え、すぐに辞めてしまうため、ちゃんとした営業所を持たず、携帯電話等だけで営業している事が多いです。（ファクタリング会社の住所がレンタルオフィスやしっかりしたホームページが無いのは要注意です。）
又、悪質な業者はファクタリングに関する詳しい知識も無いので、質問をしてもすぐに返答ができなかったり、返答が曖昧だったりと対応力に問題があります。酷い場合だと急に連絡が取れなくなってしまう事も多々ございます。
本当であれば契約者間で作成しなければいけないファクタリング契約書の作成を怠り、申込み用紙に記入だけで済ませてしまい、利用者様に控えを発行しない、といった事も多々もあります。

複数のファクタリング会社に見積りを依頼し、内容を見比べてみるのも一つの手です。
入金が遅滞するもしくは入金がされない、という対策については、業者の営業期間や対応、ホームページ等での利用者の声等で判断していくしか無いかと思います。
少しでもおかしいと感じたら、利用するのは絶対に止めましょう。

手口を知れば、騙されるリスクは激減します。
甘い話だけを出してくる業者には「裏はないのか？」と疑って掛かるようにしましょう。